ヨルダン【学校訪問~現地の生活・魔女?】

ヨルダンと言えば、サッカーのワールドカップの相手国・・・くらいにしか
印象がなかった。

そんな私が選んだツアーは、ぺトラ遺跡と学校&コミュニティ訪問。
ぺトラ遺跡についてはこちらに書きました。
今回は学校訪問と地域のコミュニティ訪問について。

2004/4.30

学校訪問

~愕然とした子供たちとの交流~




「文房具が喜ばれるよ、特に3色ペンはすごい喜ばれる」

と聞いていたので、自宅にたくさん溜まっていたペン類をごっそり荷物に入れていた。
ここでは、それを配ろうと楽しみにしていました。

交流に何か遊べるものも持っていくようガイドにあったので
折り紙、シャボン玉、息でボールを飛ばすおもちゃ、ドラえもんのシール、女の子用にヘアピン・・・などなど

実際、学校に着く前にすでに、そこらへんの子供たちが寄ってきて、
何かしら売ろうとしたり、物欲しそうにねだっていた。
うーん。どうしたら良いかと思いながら、中途半端には何もできず、スルーして学校へ。

ヨルダン【学校訪問~現地の生活・魔女?】

持っていったペン類はあっという間になくなった。

やっぱり3色ペンが人気だったけど、1色のものも色々配ったため、小さな格差が出てしまい反省。
だったらあげない方が良かったかな…

校内では交流をするために、歌を歌ったりみんなで絵を描いたりして、過ごしました。
それぞれペアになって、自己紹介や相手のために絵を描いた。

私がペアになった子は、男の子。

みんなで遊ぼうと思って持ってきたおもちゃやペンを出すと
すぐに自分のポケットに入れようとする。

え?

「これはみんなで遊ぶんだよ」「あなたにコレはあげるけど、こっちはみんなで遊ぶから」
とあげたいものとそうでないものを伝えようとしたが、ダメだった。

彼は必死だった。私は愕然とした。

うちに帰れば妹や弟がいるのかもしれない。
これを売るのかもしれない。

最初は「なんでわからないの?」と憤りを感じたけど、何か、悲しくなった。

私はただ日本からいろいろ見たさに来た偽善者なんだなぁ
私はただ地球一周してみたくて、貯金はたいて乗ってみた、
そんなことができる幸せ者なんだなぁ
と。

何にも相手のことを考えてない。それで勝手に怒ってた気がする。
(日本に帰ってきて数年、今でもそうだけど)

ヨルダンの言葉で私の名前を書いてくれたあの子、元気かなぁ・・・

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月の砂漠
荒野で魔女に出会う


学校をあとにして
砂けむりをあげながら、まさに荒野を駆ける四駆に乗り、
地元のコミュニティにお邪魔した。
ヨルダン【学校訪問~現地の生活・魔女?】

私は砂と紫外線対策にエジプトで買ったストールでほっかむり状態。

とにかく暑い。

ヨルダン【学校訪問~現地の生活・魔女?】

テントのような所にみんなで入って、お茶を頂き、話を聞いてから、
協力してくださる方のお宅へ伺い、その生活を垣間見ることが出来た。

これぞ、観光だけじゃないピースボートの旅だなぁとうれしくなった。

質素でシンプルな生活が営まれているのがわかる。
私たちの何と贅沢なことか。


子供たちが可愛い。

一緒に写真を撮らせてもらった。
女の子にはヘアピン、男の子にはドラえもんのシールをあげたら喜んでくれた。
この旅イチバンのお気に入りの写真になった。ありがとう。

ヨルダン【学校訪問~現地の生活・魔女?】

その前後で、顔を黒い布で覆った女性たちの作業場(?工芸品などを作っている)を
訪れる。
女性は基本的には外に出てはいけないらしく、顔も出してはいけないらしい。
(今は、というか行った2004年には、そこまで厳しくなかったようだが)

でも、写真だけは、絶対撮られてはいけないと言っていた。
理由が思い出せないけど、たぶん魂抜かれるとかそういう宗教的な要素だった気がする。

そこで魔女のようなおばさまに会った。

顔はもちろん隠しているけど、頬に入れ墨?みたいなマークがあって
とにかく存在感が大きくて、声もしゃがれてて、ミステリアスなんだけど、私たちをとても歓迎してくださって、親切にいろいろして下さった温かみを感じるお方。

言葉が通じなくても、何となくわかる。

誰かが「あの人、魔女みたいだったね」と言うのを聞いて、みんな納得していた。

不思議な魅力のある魔女でした。私の軽さなんて見透かされそう。


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